新年のごあいさつ

2017-01-05

 千葉の皆様,明けましておめでとうございます。

 旧年中は格別のご厚情を賜りありがとうございました。

 本年も,交通事故に特に力を入れている弁護士として,千葉で交通事故の被害に遭われた方のお力になれるように精進してまいります。

 また,このコラムでは,昨年に引き続き,弁護士の視点から交通事故に関する様々な情報や問題について述べていきたいと考えておりますので,併せてよろしくお願いいたします。

 

2016年の交通事故の状況

 さて,報道によると,2016年の交通事故による死者数が明らかになったようです。

 これによると,交通事故の死者数は,前年比213人減で,3904人でした。

 年間の死者数は,1970年に1万6765人でピークとなり,4000人を下回ったのは1949年以来67年ぶりということですので,死亡事故の件数が大きく減ってきていることが分かります。

 この原因としては自動車の性能や医療技術,個々人のマナーの向上等,様々なものが考えられ,交通事故の件数自体も近年は減少傾向にあります。

 ただ,交通事故について裁判で争われる件数は,逆に増加傾向にあり,弁護士や裁判所が果たすべき役割はむしろ増してきているといえます。

 

千葉県の交通事故の状況

 こうした中で,千葉県の2016年の交通事故死者数がどうだったのかというと,都道府県別で愛知県の212人に次いで全国2位の185人だったとのことです。

 以前もコラムで千葉県内の死亡事故の状況について触れていますが(「千葉県民は運転が荒い?」),都道府県別の件数で見ると千葉県内の死亡事故の件数が多い状況は,今年も変わらないようです。

 全体の件数が減ってきているとはいえ,個々の被害者や遺族が死亡事故によって失うものの大きさは計り知れません。

 その上で,適切に賠償金を受け取ることは被害者が動かなければ難しいという現状もありますので,お困りの際は当事務所のホームページ等を参考にしていただければ幸いです。

 また,ホームページ等を見ても分からないことがあればお気軽にご相談ください。

 

交通事故事件に携わる弁護士として

 交通事故に関する現状は以上のとおりであり,裁判でも日々様々な事例について争われています。

 個々の事例について臨機応変に対応しなければならないことはもちろんのこと,時代の変化とともに実務での考え方にも変化が生じる部分もありますので,依然として弁護士がサポートさせていただく必要性は高いと考えられます。

 当事務所では,物損事故から重度の後遺障害・死亡事故に至るまで,最新の実務の状況を元に弁護士として適切なサポートを行っていけるように努めておりますので,本年も宜しくお願い致します。